ボールウォッチャーになる選手の特徴2

講師


第41回全日本少年サッカー大会の
都道府県大会が始まっていますね。

都道府県大会に出場が決まった各チームは
12月に鹿児島で行われる全国大会出場を狙って
全力で戦って欲しいものです。

先週末、台風の影響で小雨の中、半日だけ練習試合を行いました。
雨の中でもグラウンドコンデションが悪くなければ試合は行います。
ちょっと寒かったですけどね。

11月にローカルの大会ですが、低学年の大会があるので
あえて練習試合を行いました。

ちょうど組み合わせ抽選結果が手元に届いたので、それを見せながら
ハーフタイムにうちのチームの子どもたちに聞いてみました。

「サッカーの勝敗は何で決まるか?」

すると

「シュートを決めた方が勝つ」

という答えが帰ってきました。

その通りなのですが、ちょっと意地悪して

「当たっているけど、もうちょい何か足りないぞ」

というと

「ボールを奪うこと、奪われないこと、キープすること」

というように本題から離れて行きます。

「試合終了の時点で、相手チームよりも点を多く決めることだよね」

練習試合で先制したものの、そこで気が緩んでしまい
追いつかれてしまったので、あえてこのような事を話しました。

最後まで諦めないこと。

取られたら取り返す。

ホイッスルが鳴るまでプレーする。

少年サッカーにとって大切なことです。
シュートを決めると答えた子どもたちに話しました。

「みんなはどの辺からシュートを打てば決まると思う?」

すると

「ゴールエリア」
「ペナルティエリア」
「ペナルティエリアの外!から打つ!」

という答えが帰って来ました。

大人のサッカーも子どものサッカーも得点のほとんどは
ゴールエリア内からのシュートで決まるものです。

逆にいえば、ゴールエリア内から打たれたら
防ぎようがないということです。

攻撃とはボールをペナルティエリア内に運び込むことが大切で、
相手ゴールに近い場所からシュートを打つことが効果的だからです。

このことは子どもたちもよく知っているのですが、
相手チームの守備の事までは頭が回らないようです。

「真ん中からだけ攻めてくるチームとサイドを使ってくる
チームとどちらが守りにくい?」

というと

「それは揺さぶられた方が守りにくいに決まっているよ!」

という答えです。

「そうだよね。でもさっきの試合ではみんなは
ペナルティエリアの幅でしか攻撃していなかった。
相手チームは守りやすいし、混んでいてシュートも相手に当っていたよね」

と試合を思い出させました。

「だって、ボールを持ったらゴールを見ろ、ゴールへ向かえって・・・」

フォワードの子が申し訳なさそうに答えます。

「そうだね、それは基本だ。忘れてはいけない。
しかし、相手デフェンスが3人も4人も守っていたら
中央突破できるかな?少なくともさっきの試合では出来なかったよね」

とちょっとキツイ話しをすると

「フェイントとかもっと上手くなればシュートが打てる」

あくまでも強気です。

「みんなのサッカーは8人制だし、中盤とトップは4人もいる。
その4人で幅を広く使えば、ゴール前にスペースができるんじゃないかな?」

チームプレーを促します。

特にサイドからの攻撃は少年サッカーの場合はとても有効です。

子どもたちはどうしてもボールウォッチャーに
なりがちなので、サイドから攻撃されると
ゴール前のマークがおろそかになります。

サイドから中にボールを入れ、そのボールを
シュートするということは、ゴールエリア付近からのシュートになります。
入る確率も高まります。

その事に気づいて欲しくて話しを続けました。

「後半はサイドから攻めてみよう。必ず相手チームの
デフェンスがサイドに出てくるはずだ。

その時、ゴール前中央にスペースができる。
そこにパスを出そう」

「はい!わかりました」

という子どもたちですが、結果はというと・・・・

「サイドから攻撃したけど、ゴール前に誰もいなくて
シュートがあまり打てなかった」

という反省です。

うちのチームはサイドでボールを持つことで
相手をおびき出すことには成功したのですが、
同時に味方もサイドに寄ってしまったのです。

攻撃もボールウォッチャーだったという結末です(泣)

相手の動きを見ること、味方の動きを見ること、そしてスペースを見ること。
ボール以外をしっかり見ることでサッカーは有利な判断ができます。

鬼木祐輔コーチの「重心移動アナライズ2」の中で

「ボールを意識しすぎないこと、ボールを持っている人を意識しすぎないことが大切です」

というコメントがありました。

少年サッカーはどうしても意識しすぎの傾向が強いと思います。

オフサイドにかかりやすい子、カバーリングが苦手な子を見るとつくづく思います。

次の練習では、ボール以外のものを見る習慣をつけるような練習をしたいと思います。
メニューは「重心移動アナライズ2」から引用します。

気温が下がってきました。
しっかりウォーミングアップをして練習を頑張って下さい。

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