【檜垣コーチ】動きの中でボールを自分のものにする

スキルアップ トラップ 講師

こんにちは!檜垣です。

サッカーの技術とは、試合の中で「ボールを自分のもの」に出来る技術こそが最も重要です。

試合では、ボール一個、ゴール二つ、自分以外の味方、敵を含めてその瞬間瞬間、瞬時に良い判断ができる選手ほど優秀です。

そのためには、ボールを自分のものにできる技術が絶対に必要で、ボールを自分のものにできる技術があるからこそ、良い判断につながります

 

■動きの中でボールをコントロールする

サッカーボールを自分のものにするということは、動きの中でボールをコントロールできなくてはいけません。

リフティングも、その場でやるリフティングから動きを入れてやるリフティングにトレーニングレベルを上げるのはそのためです。

リフティング千回という目標をクリアしたら、次は、歩きながら、走りながらゆのリフティングトレーニングを行います。

それは、先程からお伝えしている通り、動きの中でボールを自分のものにするための技術力向上を目指したトレーニングです。

動きの中でボールをコントロールできるには、まずは、その場でボールコントロールできなければいけません。

ですから、その場でリフティングが千回できないのに、動きの中でのリフティングトレーニングをしてもできないですから、一つ一つ段階を経てトレーニングレベルをクリアしていかねばなりません。

 

■意味のあるトレーニングには順番がある

意味のあるトレーニングには、必ずトレーニングレベルの順番があり、それをしっかりクリアしていくことにより、必ず大きな効果となります。

何事も基礎が大事なように、トレーニングもまた基礎なのです。

ですから、利き足のインステップリフティング千回というのは、重要な基礎レベルであり、必ずクリアしてほしいです。

 

■全てのレベルアップの基礎に繋げるためには…

気をつけて頂きたいのが、なんでもそうですが、それができたからと、全てのレベルアップになっているかというと違います。

全てのレベルアップの基礎につながっていても、リフティング千回できたからと満足してしまっては絶対にいけません。

リフティング千回が一回できた選手と、リフティング千回が当たり前にできる選手とは、当然リフティング千回が当たり前にできる選手のほうが、より基礎力が高いのですから。

 

■練習は嘘をつかない

ただし、それだけでは、自分自身の現在のサッカーレベル全てが上がっているわけではありません。

それは、サッカーは対相手がいるわけで、特に育成年代では、よりフィジカル能力が強い子が勝ちます。

だから、リフティング千回できなくても、フィジカルで勝ちまくっている子はたくさんいます。

そこを間違わずにコツコツと正しい基礎をやって身につけた選手が、必ず良い方向に進んでいきます。

ですから、利き足のインステップリフティング千回は一つの過程であり、直ちに、動きの中でのリフティングトレーニングがしっかりできるようにする必要があります。

 

■次のステップのために…

距離関係なく、動きながら利き足のインステップリフティングをしっかりやってください。

動きながらの利き足のインステップリフティングは、絶対に落とさないレベルまで必要です。

そのためには、利き足のインステップリフティング千回が当たり前にできるレベルが必要です。

また、これと並行して、利き足のインステップを中心に、インステップ、腿、アウト、イン、胸、頭と各部10回ずつを10セットを目指したトレーニングもしっかりとやってください。

このように、利き足のインステップだけでなく、あらゆる各部を使いながらのリフティングで、ボールと身体の一体感を目指していきます。

そして、今度は、あらゆる各部を使って、歩きながら、走りながらのリフティングトレーニングが、動きの中でよりボールを自分のものになることにつながっていきます。

その他にも、動きの中でボールを自分のものにするためのトレーニングは必要で、今後もまたお伝えしていきたいと思います。

 

檜垣裕志(ひがきゆうし)

1970年生まれ 石川県出身

ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム、日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。
ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有。
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。
現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。

 

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