なぜ?利き足を鍛える意味

檜垣裕志

誰もが持っている一番の才能は、「利き側」です。

利き手、利き足、利き目など、生まれ持った一番の才能であり、自然に「利き側」が中心になり、自然に使うようになります。

利き足を鍛えれば鍛えるほど、技術は上がる

ごくごく自然なことですが、頭でっかちになると両方使えた方が良いとか、机上の考え方をやらせがちになります。

野球でもテニスでも、利き手が中心のスポーツは、その利き腕の代わりはありません。

それだけ、利き側は繊細なものなのです。

これは、足にも言えることです。

しかし、両足は地面に着いていてボールはあちこちに動くから、ただ両足でボールを触りがちになります。

それが、両足を使っているという感覚になりがちで、それでは良い感覚を磨くことはできません。

足も手と同じように、利き側は非常に重要なのです。

利き手と同じように、利き足にもあらゆる繊細な神経があるわけです。

ですから、利き手を使えば使うほどに感覚が良くなるように、利き足も使えば使うほど、感覚は上がり、技術も上がるのです。

手よりも足の方を正しく使う

良い感覚はちゃんと脳にインプットされます。

その良い感覚は脳のデータによって、逆側を使うときにも、そのやり方が反映されるのです。

字がきれいな人が逆の手で書いてもそれなりに書けるのと同じで、字がきたない人が逆の手で書いてもそれ以上にきれいに書けることはなく、やはりそれなりのきたない字となるのと同じです。

だからこそ、利き足の使い方はより重要であり、正しい使い方を身につけなければなりません。

足が手と違うのは、手を使うときには、すでに手を支える両足という軸があります。

しかし、足の場合は、立ち足一本が軸となり支えとなるため、手よりも足の方が、正しく利き足を使わないと軸ができません。

正しい利き足の使い方

なんとなく適当に両足を使ってサッカーをしてる人は、ボールを触らなくても身体は開き、軸がなく、バランスの悪さが身体にあらわれてしまいます。

利き手で字を書くときに正しいペンの持ち方があるように、正しい利き足のボールの持ち方もあります。

野球やテニスのような、利き腕を中心とした正しいフォームがあるように、サッカーにも利き足を中心とした正しいフォームがあります。

だからこそ、利き足をどんどん使うのは当たり前です。

はじめは、それだけで十分伸びます。

本当の成長は、正しい利き足の使い方を知り、正しい利き足の使い方を身につけるために、正しいトレーニングを行うことが最も重要なのです。

この記事を書いた人檜垣 裕志檜垣 裕志
1970年生まれ 石川県出身。ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム。日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、
CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。
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