試合ができる喜びと選手のための環境づくりの必要性

三浦直弥

三浦です。

緊急事態宣言が解除になって最初の週末となった10月2日、3日は、少年サッカー界にとっても各種公式戦の開幕となった地域が多かったようです。

台風が去った青空の下は、まるで2年前と変わらないようなピッチ光景でした。

  • 久々の試合を楽しむ少年少女たち。
  • それを見守る保護者。
  • 大きな声で指示を出すコーチたち。

少年サッカーにも、少しずつ日常が戻って来たかなと思わせる光景です。

もちろん、2年前と違った光景も観られます。

コーチや保護者、ベンチにいる選手たちは、マスクをつけています。

制限のある中で、できる限りのことをする。

さて、週末のゲームの感想を述べて行きます。

フィニッシュの場面で慎重になりすぎていないか?

対外試合を自粛していた各チームに見られることですが、フィニッシュの場面で慎重になりすぎているように見えます。

ベンチから見ていると、以前ならシュートとパスを選ぶ場面で、ボールを持った瞬間なのかボールを持つ前からなのか、シュートの意識よりも味方へのパスを考えている場面が多いのです。

ボールを持った時に相手選手が立ちはだかることは当たり前ですが、スペースがあれば相手を前にしてもシュートを打つという判断が足りないように見えました。

これは三浦のチームの選手の印象ですが、知り合いのコーチに聞いても「シュート本数が少ないよねー」という感想を持っているので、傾向しているように思います。

セットプレーが上達したかな

対外試合が出来ない期間でも、各チームはセットプレーのトレーングをしっかりしてきたようです。

コーナーキックの精度があがり、FKからの得点も見られました。

相手のプレッシャーを受けないでボールを蹴る場面であるセットプレーについては、上達したように見えます。

逆に、GKの判断の未熟さが見られるかなとも思いました。

自粛期間に、チーム練習で実戦形式で練習をおこなっても、いざ公式戦の迫力は別物です。

コーナーキックのボールに飛び込んでくる迫力に、圧倒されているGKもいました。

まあ、これから少しずつ慣れていけばいいので、焦ってはいけません。

相手チームのカウンターにキッチリ戻る選手を褒める

少年サッカーの試合と言えば、ボールのキープ力がまだまだ未熟なので、ゴールからゴールの攻防が多く見られます。

長時間押し込んでいるという場面よりは、押し込んでいてもボールを失ってしまい守備に戻るという攻守の切り替えが目立ちます。

また、相手ボールを奪った瞬間に、数人が連動して攻撃に移るという場面も目立ちます。

この「切り替えの速さ」が、少年サッカーではとても大事です。

素早い切り替えは実戦を重ねないと身につかないものですが、選手たちは久々の試合にも関わらず、以前の試合勘を取り戻したかのようなプレーを見せてくれました。

押し込んでいる場面で味方がボールを失っても、逆サイドの選手がダッシュで自軍に戻る場面を見て、三浦は嬉しくなって「よく戻った!ナイスプレー」と声をかけました。

試合に流されずに自分が今、何をすればいいのか。

試合に集中している様子を見て、思わず褒めずにいられませんでした。

自分としても褒める場面を多く探そう。でもそんなに見つからないだろうな。

そんな思いで試合を見つめていましたが、意外と言っては選手に失礼ですが、褒める場面が多すぎて褒め言葉の連続になってしまいました。

試合が一番の喜び

少年サッカーにとっては、試合をすることが最高の喜びを得られる場面です。

そのためには、普段のトレーングも必要です。

良い試合をするために、良いトレーングをすること。

試合で力を発揮できるコンデション作りなど、コーチだけでなく保護者と一緒に少年サッカーの環境を作り上げる必要があるなと、あらためて考えています。

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この記事を書いた人三浦直弥三浦直弥
小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。
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