少年サッカーのコーチにある勘違い

檜垣裕志

少年サッカーのコーチのほとんどは、両足を使うように指導しているでしょう。

そういう状況の中で、僕が提唱する「利き足のポイントの技術」について、異論がある方々は多いでしょう。

では、その「利き足のポイントの技術」について、改めてご説明していきます。

利き足のポイントは利き足だけではない

「利き足」という言葉だけが一人歩きしてしまい、「利き足のポイント」に対しての意味を深掘りすることなく、「利き足だけ」で囚われては本当の成長には繋がりません。

先ず、世界のプロサッカー選手を見てみてください。

利き足を正しく使えることは最低限の技術です。

これは、利き手を正しく使うことと全く同じです。

逆の手は当然利き手以下ですから、正しい利き手を使えなくては、間違った利き手になり、さらに間違った逆の手の使い方になります。

いつから逆の足を使えばいいか?

いつから逆の足を使うようにしていけばいいか?という質問がありますが、それは考える必要はなく、それよりも、もっともっと利き足の質や精度を求めるべきです。

放っておいても、中途半端な利き足の技術であれば、試合になると勝手に逆足を使いますから。

利き足のポイントの技術とは

利き足のポイントの技術とは、どんなボールもファーストタッチの後に利き足の前にボールを置ける技術であり、利き足でボールを持ってボールを取られない技術を言います。

ですから、そこまでの技術がなければ、ボールは逆足にズレたりは普通にあると思います。

なので、逆足を使うこともあったり、ズレたボールをまた利き足で触ろうとしてボールを取られたりなどはよくあるでしょう。

「利き足でボールを持って取られない」ことは、ものすごく難しい技術なのです。

だからこそ、その技術を突き詰めていけば、逆足などは勝手に後からついてきます。

むしろ、中途半端な両足ほどボールの持ち方を悪くし、雑なボールコントロールになります。

利き足を中心に世界のトッププレイヤーたちを見てほしい

僕自身、ブラジルの一部リーグのプロサッカー選手としての経験からお伝えしていますが、それが証拠に、世界のトッププレイヤーたちを利き足からしっかりと見てほしいです。

彼らのファーストタッチの後のボールの置き場所ドリブルで仕掛けるポイントボールキープするポイント

すべて利き足が中心です。

改めて、利き足のポイントの技術とは、「利き足だけ」ではありません。

利き足の指導で、はじめは利き足だけしか使えてないようなボール扱いでも、利き足を徹底すれば絶対にボールの持ち方は良くなります。

そこから、ボールコントロールの質や精度を上げることが出来るかが指導のポイントなのです。

だからこそ、指導者として安易な両足指導に走らずに、世界のトッププレイヤーたちから正しく技術を学んでほしいのです。

もちろん、こちらのブログより、正しい技術指導をどんどんお伝えしていきます。

この記事を書いた人檜垣 裕志檜垣 裕志
1970年生まれ 石川県出身。ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム。日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、
CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。
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