サッカーのポジションを決める本当の理由

フットボールの勉強

今回は「サッカーのポジション」についてお話していきたいと思います。

サッカーをやり始めた時やサッカーの観戦をしている時、なぜポジションを決めるのだろう?とふと感じたことはありませんか?

実は、サッカーはゴールキーパー以外ポジションを決めなくても試合に出場できます。

必ず決めなければいけないというルールはありません。

しかし、なぜポジションを決めるのでしょうか?

今回は、「サッカーのポジションを決める理由」について紹介します。

サッカーのポジションとは

例えば、フォワード・サイドバック・ボランチなど様々なポジションがあります。

ポジションの意味

ある目的を達成するために1人1人に決められた強制力の低い役割のことです。

少し難しいですよね…

サッカーのポジション

サッカーのポジションを簡単に説明すると、学校の給食当番のイメージを持つと、とても分かりやすいです。

給食当番の目的とはクラス全員に、その日の給食を配ることです。

その目的を達成するために、クラス内で1人1人に役割が与えられています。

例えば、ご飯、牛乳、大おかず、小おかずなど…

この役割はある程度自分で果たさなければいけません。

ですが、もし、牛乳係が休みだった場合どうしますか?

そのままにしてしまうと、クラス全員に牛乳がいきわたらなくなります。

給食当番の役割が達成できません。

そのために牛乳係が休んだら、他の係が代わりに牛乳係をしたり、小おかず係が3人いるとすると、1人牛乳係になったりします。

こうして、1人1人に与えられた役割を超えたことをする必要もあるということです。

ですので、サッカーのポジションとは、勝つために与えられた1人1人の強制力の弱い役割となるのです。

ポジションを決める3つの理由

サッカーのポジションは、必ず決めなければいけないというルールがありません。

なぜポジションを決めるのかでしょうか?

理由は3つあります。

①選手を成長させるためにポジションを決める

選手の特徴や性格などを考慮して、この選手ならこのポジションを最大限発揮してくれるのでないかとポジションを決めます。

小学生なら、あえてその選手の課題を克服させたい目的でポジションを与えます。

ですので、ポジションは選手を成長させるような役割もあります。

②責任の所在を明確にするためにポジションを決める

例えば小学生年代でよくあるのが、試合に出場する選手だけを決めて試合をしてしまうと、全員攻撃をしてしまい誰も守備をしなくなります。

その結果、負けてしまいます。

これは、ポジションを決めずに役割を与えなかった監督の責任です。

ですので、責任の所在を明確にするために、1人1人にある程度の役割を決める必要があります。

③やるべきことを明確にするためにポジションを決める

ある程度のやるべきことが明確になっていると、「勝つ」という目的を達成しやすくなります。

これは会社でも同じ考えができます。

飲食店を例にすると、営業の人、商品開発の人、現場で調理する人、様々な人達が働いています。

その役割を、関係なく仕事をした場合、もし料理が得意な人が営業をしてしまうと、すごくもったいないですよね…

ですので、自分のやるべきことを明確することで、チームで勝つということが達成しやすくなります。

まとめ

今回紹介した、「サッカーのポジションを決める理由」はいかがでしたか?

ポジションがある目的を知っているのと知らないのでは、プレーに大きく影響します。

監督であるなら、必ずポジションを決めなければいけません。

さらに、そのポジションはどのような役割があるのかを、選手に説明してあげましょう。

そうすることで、チームが勝利に近づきます。

この記事を書いた人上達編集部サッカー上達塾 編集部
私たち編集部は、森島寛晃選手・檜垣祐志選手などの元プロの選手や、鬼木祐輔さん・大木宏之さんなど日本代表を指導した指導者や有名校の指導者から、直接ノウハウを教えていただき、そのノウハウを取りまとめ、DVD教材として制作しています。
このブログでは、関わった元プロの選手や有名校の指導者のノウハウ・上達方法なども含めて、上達につながる有益な情報を発信していきます。
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