選手に目標設定をされてますか?

トレーニング


Jリーグの覇者はサンフレッチェ広島になりましたね。

全員が躍動し、ゴールへの執念と失点を防ぐ意識の高さは優勝にふさわしいチームだと思います。

三浦のチームの選手たちも広島とガンバの試合を楽しみにしていてそれぞれにコメントしていました。

ガンバの今野選手の得点感覚が素晴らしいとか広島の青山選手のキックをぜひ真似したいとか

小・中学生ですが、Jリーグの選手のプレーの特長をよくつかんでいるなと感じました。

そして、私達のような監督やコーチが感動したことは、森保監督の手腕です。

この数年間、固定した選手を使って上位をキープしていたわけでなくシーズン始めにいる選手をうまく使って力を引き出すという手腕は他のチームの指導者も学ぶべきところが多いようです。

選手どうしを競争させるという意識が特に強く感じます。

得点ランキング常連の佐藤寿人選手でさえ、スタメンで出られる保証がないという緊張感。

実際に、後半になると佐藤選手は交代になるので、個人タイトルである得点王を手にするためには限られた時間で結果を出さなければなりません。

限られた時間で結果を出すことは、小・中学生のサッカーにも大事な考え方だと思います。

小学生だと8人制ですが、自由な交代なのでベンチに戻った選手もまたピッチに出ることが出来ます。

コーチや仲間に対して活躍を見せることが、交代選手の使命ですがどんな気持ちでピッチに入り、どんな気持ちで交代になるか、考えたことはあるでしょうか。

交代になるとやはりがっかりします。

調子が悪い時でさえ、もうちょっと出たいと思うものです。

逆に、ベンチからピッチに入る時は「やった!試合に出れる!」と思って、張り切ってボールを追います。

しかし、他の選手たちと違い、体もまだ慣れていない、目も慣れていない。

誰がどこにいて、どんな選手を相手にするのか。

慣れるまでには10分は欲しいところです。

読者の方からこんな質問がありました。

—–質問—-

小学3年生で、サッカー歴はまだ半年です。

リフティングもまだ5回ぐらいしか出来ません。

しかし、ドリブルは得意で、練習ではコーチから「いいタッチ」だと褒められます。

体のバランスは悪くないと思いますが、パワーがないのでボールが飛びません。

ドリブル突破に挑戦するのですが、気が弱いせいか、強く当たられるとボールコントロールが乱れてしまう。

いったん自信を無くすと、試合中のプレーは他人まかせになってしまい相手チームのミスを待つというプレーになってしまいます。

こんな様子なので、試合にでても5分程度で、流れに乗れないまま終わってしまいます。

試合に出て、パフォーマンスを発揮する方法、対人プレーに強くなる方法についてアドバイスをお願いします。

—–質問終わり—–

このお子さんも途中交代で、限られた時間で実力を発揮出来ないようです。

もっとも、5分ではボールに全然触れないかも知れません。

この質問をいただいて思ったことは、サッカーはボールを器用に扱うことはとても大切ですが、

相手がいてもボールを正確に扱えるかどうかということです。

ボール扱いがまだまだの選手でも、ボールや相手の動きへの反応がよい選手は試合ではボールに触れる回数や、チャンスにからむ場面が多くなります。

積極的にプレー出来ているかどうか。

積極的にプレーするためにはどうすればよいか。

回答はこのポイントに絞られると思います。

答えはふたつあると思います。

ひとつは、ミスを恐れないこと。ボールを持ったらまず「試して」見ること。

奪われないことばかり意識するのではなく、ドリブルで抜くことや相手に奪われずにキープすることに「挑戦」してみることです。

もうひとつの答えは、ボールを触ることばかりにとらわれないことです。

サッカーは攻撃と守備の繰り返しです。半分は守備をしている時間だとも言えます。

守備とは相手がミスすることを待つことや、シュートを打たれないようにすることだけでなく、相手のボールを奪って攻撃することです。

ここをよく考えて欲しいと思います。

相手と体と体がぶつかり合うプレーが出てくるでしょう。

気持ちで負けていれば、そんな場面で勝つことは出来ません。

また、相手のボールを奪うためには、闘志が必要です。

相手がよい体勢でボールを持っているときに奪いにいくことは無謀ですが、相手がトラップミスをした時とか、後ろを向いてキープしている時など奪える瞬間は試合中に何度もやってきます。

そんな「限られた場面」に、迷わずにプレーすること。

これを繰り返すことで、試合に慣れることが出来るでしょう。

試合に慣れることで、ふだんから練習しているワザを試合で試すことが出来るようになります。

3回に1回成功すれば、仲間もコーチも認めてくれます。

試合に出る時間も長くなるでしょう。

積極的にぷれーすることは、学校の生活やふだんの生活でもよい影響を与えます。

サッカーを始めてから、変わったね。何ごとにも積極的になったね。

仲間や友達の保護者からそう言われるようになるでしょう。

積極的になるための第1歩は、自主練習です。

どんなプレーでもいいので「自信」を持つことです。

自信を持つためには、「目標」をたてて努力して、達成感を得ること。

どんな目標を立てればいいのか。

1、2週間取り組んでみて、成果が出るような練習メニューを毎日続けて見る。

リフティングやドリブル、的当てキックなどなんでも良いです。

お父さんやコーチが目標を与えてあげることもよいですね。

心技体といいますが、技術がアップすれば自信がついて、練習を続ければ体力がつきます。

コツコツと続けること。これが王道かも知れません。

頑張りましょう。

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