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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

【少年サッカー】ロングボール多用の弊害

サッカーファンや少年サッカーの保護者の中には、サッカーの戦術についてとても詳しい人がいます。

たしかに戦術論は楽しいものです。

将棋や囲碁の戦法に似た一面もあって、サッカーをより楽しくする要素とも言えるでしょう。

そんなサッカーをするために、子供たちのサッカーはどうあるべきでしょうか。

今回は、少年サッカーに戦術は必要か少年サッカーでは、どのような決めごとで試合をしているのか。

そんな事について解説して行きます。

■ロングボールでフォワードに当てる攻撃

12月になりました。
この時期になると小学6年生はぐっと身長が伸びます。

3月になるともっと伸びます。

6年生の3月の大会を見ると、まるで中学生の大会かと錯覚するほどです。

身長が伸びるとボールの飛距離も伸びて、ロングボールを蹴ることに快感を覚えます

試合でもロングボールを多用するようになり、フォワードにボールを当てて、ヘディングで落としたボールを拾ってチャンスを作るという作戦は一般的です。

この作戦はまだまだ戦術とは程遠いものです。

■ロングボール多用の弊害

ロングボールを多用する試合では、それまで身につけた技術の出番がなくなるものです。

ショートパスのワンツーでデフェンスラインを突破することやサイドバックからパスをつないで組み立てるということもしなくなります。

「もったいないな~」

そんな光景を見て僕はそう思うのですが、観戦者の中には「高校サッカーのようで見ていて面白い」という感想を持つ人もいます。

■ロングボールによる錯覚とは

ロングボールを蹴り合うサッカーは単調です。

そこには「見て判断する」「状況に応じて判断を変える」という能力の出番がなくなります。

単調はなぜいけないのか?

という疑問への答えは「創造性がないから」という答えになります。

サッカーは自由なスポーツだと言われます。

ショートパスで攻撃しようが、ドリブルで攻撃しようが自由です。

60mの1本のパスで勝負が決まることがあれば、60mのドリブルで勝負が決まることもあります。

ロングボールが悪いと言っているわけではなく、ロングボールを蹴ることで、手っ取り早く相手ゴール前にボールを運び込むことが出来るような「錯覚」に陥ってはいけないということを言いたいのです。

ロングボールを蹴り込んだ瞬間は攻撃した気持ちになるでしょう。

しかし、ヘディングで弾き返された瞬間にボールの位置は、ゴール前から遠ざかります。

それを繰り返して、どこに創造性があるのでしょうか。

■バックパスからGKのロングキック

小学生でもよく見るようになったプレーのひとつにキーパーへのバックパスがあります。

キーパーにバックパスをして、キーバーのロングキックを使って、ボールを縦に放り込むという攻撃です。

一見、工夫しているように見えても、これを単調に繰り返していては、やはり創造性に欠けるサッカーと言わざるを得ません

サッカーはボールを持っている時間が攻撃の時間なのですが、シュートを狙えるエリアにボールを運び込むことが本来の攻撃であることを忘れてはいけません。

■創造性豊かななプレーとは

縦パスとロングパスは違います

グラウンダーでディフェンスラインの裏にボールを通すパスが縦パスです。

スルーパスだけが縦パスではなく、フォワードの足元にピタッとつけるパスも縦パスです。

相手ゴールに向かうパスが縦パスなのです。

そんな「有効なパス」を出そうというプレーや選手が創造性がある、または、クリエイティブと言われます

ロングボールを蹴り合うのではなく、クリエイティブなパスを選びながらプレーすること。

小学生から中学生の育成年代は、パスの意味にももっとこだわって欲しいものです。

パスだけでなく、ドリブル、トラップ、シュート、それぞれに違いや意味を感じるような「感性あふれる選手」に育って欲しいと思います。

 

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