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ジュニアサッカーの上達練習指導法

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ラダートレーニングは効果があるのか?

さて、今週もメルマガ読者の方より質問を頂いています。
 
さっそく紹介しますね。
 
—————ご質問はここから——————-
 
フェイントで相手を交わすが、その後のドリブルスピードが遅く取られる事が多い。
 
ゴール前で複数人の相手を交わすときにテクニックを使えず強引な突破をしょうとする。
 
本人に聞くと分かってはいるが頭が真っ白になり技を使わず強引に行ってしまう。
 
50mぐらいを走らせるとタイムは早いが、最初の2.3歩が遅く攻守切り替え時、相手を交わしてのダッシュが非常に遅いので最近、ラダートレーニングを開始しました、効果はあるのでしょうか?
 
以上が私の息子の個人的な悩みですが、チームも指導している関係でチーム全体の悩みも質問いたします。
 
我がチームは市内ではトップクラスまで来ていますがその上を目指しており、最大の悩みがオフザボール時のパスコースを作るための動きです。
 
相手の背面にいてパスコースが出来ていないにもかかわらず動けない子供が多いのでそれを克服させる為にはどうのような練習を組み入れたらいいのかな悩んでいます。
 
—————–ご質問は以上です。—————-
 
お子さんの悩みと指導者としての悩みですね。
 
お子さんは、小学5年生で、サッカー歴は7年!
 
リフティングは1,000回以上で、得意なプレーはゴール前で冷静にGKを見ながらシュートを決めることだそうです。
 
去年は、年間100得点をあげ、チーム得点王!もちろんポジションはフォワード。
 
しかし、苦手なプレーとして、高速ドリブルをあげています。
 
三浦なりに回答しますね。
 
まず、4年生の夏頃と5年生の今現在とでは、お子さんもまわりの選手もそうですが「フィジカル」の発達度合いはどうでしょうか。
 
ご質問のいくつかは、「フィジカル」「アジリティ」「スピード」という、ボールコントロールや判断力とは別の部分が理由ではないかなと考えています。
 
ドリブルで相手を抜くという技術で一番大切なことは相手を抜いたあとの「スピードアップ」です。
 
相手の逆をとるフェイントが成功しても、追いつかれてしまっては突破出来ません。
 
小学5年生という年代からみて、俊敏性を養うトレーニングやスピードを高めるトレーニングの導入が効果的かと思います。
 
子供たちには個性があり、発育発達にも個人差があります。
 
普段の練習でもスピードがついたり、素早くなる子もいますが体に負担のない方法でスピードや俊敏性をつけるトレーニングを行って見ましょう。
 
お父さんが指導者ということもあるので、アフィニティトレーニングを直接指導してあげることもできると思いますが、私からのアドバイスをいくつかあげてみます。
 
最初の2、3歩が遅いとの悩みを見ると、ステップ系のトレーニングが有効かと思いますが、それに加えて欲しいのが「体幹トレーニング」です。
 
足さばきを支える体幹がしっかりしていないと、上半身が遅れてしまいます。
 
また、上半身でリードしてステップを踏む、前に出るというスピードも身につきません。
 
ラダートレーニングは、脳と足の神経系に働きかけて、複雑なステップでも、正確に速く行えるようトレーニングすることで、地面にパワーをしっかり伝えることが出来ます。
 
ラダートレーニングはおすすめです。
 
自主練で行う場合、チームで行う場合は、体が疲れていない状態で行うことで、「正確に行う」という大切な部分に集中することが出来ます。
 
ラダーを行うときの注意点は、姿勢です。
 
頭が下がりすぎてしまうヘッドダウンが習慣にならないようにすることです。
 
背筋を伸ばすだけでもいいので意識しましょう。
 
強引な突破が見られることや、その時には頭が真っ白になっているとのことですが、シュートを冷静に決められる技術を持っているので、
 
アジリティ系のトレーニングでパワーとスピードがつけば、球際の勝負で余裕が出ると思います。ここは見守りましょう。
 
さて、チーム練習の悩みですが、これは三浦のチームでもテーマになっている内容ですね(笑)
 
オフザボールの動きは、サッカーの永遠のテーマです。
 
特に小学生の場合は、パスの出し手の技術も未熟なので、パスコースに入るとボールがもらえるという成功体験が少なく、習慣化することが難しいです。
 
小学生の試合では、フィールドの選手が7人ですが、オフザボールの局面は、3対3、2対2が多いと思います。
 
チーム練習では、デフェンスを1枚減らして、3対2や2対1を練習しデフェンスの影にならない動きや、スペースを作る動き、
 
さらにはボールを持っていない味方がそのような動きをしていることを「察知する」ことを指導してはいかがかと思います。
 
また、コートの中のどの場面でオフザボールの動きを引き出したいのか。これも工夫することで、より実戦的になります。
 
サイドであれば、ボールを縦に運ぶことが目的ですが、縦をカットしようとするデフェンスに対して、どう動くことで縦パスが通るのか。
 
中央であれば、ボールをゴール前に運ぶのか、相手を散らすのか。ボールを持つ選手とまわりの選手の考え方が一致させるというトレーニングが必要になります。
 
相手デフェンスの影になってしまう選手への指導は、紅白戦形式で指導することも効果的です。
 
コーチがゲーム見ていて、影になっていてパスコースが無いという場面を発見したら、すかさずストップをかけます。
 
フリーズをかけるということです。
 
選手全員にわかるように、ポジションを修正し、修正したポジションでパスを受けるデモンストレーションをして見せ、本人にも行わせる。
 
紅白戦を見ていると、ミスがたくさん見えてしまうかも知れませんがオフザボールのポジショニング、特に影になっている場面だけを集中して監視し、フリーズをかけるというものです。
 
選手全員がいっぺんに改善することは難しいですが、1ヶ月も続けると2,3人の動きが変わってくると思います。
 
そこで、1ヶ月前を思い出し、成長をほめてやると、その選手も周りの選手も刺激を受けます。
 
以上、経験も交えての回答でしたが、私も試行錯誤です。
 
ただし、大切なことは、体幹トレーニングでもオフザボールでもトレーニングを継続して見るということです。
 
特に、体幹トレーニングやオフザボールのトレーニング効果は即効性がありません。
 
2ヶ月はかけるつもりで、他のテーマと平行してトレーニングしてみてはどうでしょうか。
 
オフザボールは無意識にその動きができるようになることではじめて習得できたと言える動きです。
 
よい習慣を選手に身につけさせることが指導者の役割ですよね。
 
一緒に頑張りましょう!

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