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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

ボール回しと攻撃はイコールではありません

6月はコンフェデレーションズカップやなでしこジャパンの強化試合があり、日本のサッカーを世界のサッカーと比較して見ることが出来ました。
 
日本代表は男女ともにそれぞれの課題が浮き彫りになりました。日本スタイルのサッカーはある程度通用する手応えを感じたものの「勝ち」にはつながらないという課題が残りましたね。
 
日本のサッカーはまるでバルサのようだ。
 
代表チーム、U23、U21、そしてなでしこジャパンまで世界中からそう評価されていました。
 
一昨年のなでしこジャパンが世界一になった頃や、男子がアジアカップ優勝を決めた頃はまさにそういった評価があったと思います。
 
とにかくボールが良く回る。いわゆるポゼッション率が高く、ボールを失わない。
 
パスサッカーを前面に押し出し、体格やフィジカルでは勝てない世界の舞台で、技術で勝負する方法として間違いではないでしょう。
 
まさに、バルサやスペイン代表のサッカーを目指そうという姿勢が日本のサッカーでしたし、その考え方は指導の現場にも浸透していました。
 
しかし、今年に入り、男子はワールドカップの切符を手にしたものの予選での戦いとコンフェデレーションズカップでボールを回しながらも得点出来ないという試合を展開していました。
 
なでしこジャパンは、次回のワールドカップでは前回のチャンピオンとして挑戦を受ける立場であるので、若手育成を踏まえたチーム作りを始めています。
 
パスをつないでチャンスを作り、縦パスでスピードアップしてペナルティエリアに入り、シュートを打つという狙いは、サッカーファンなら誰でも理解出来る戦術だと思います。
 
日本のサッカーは確かにレベルが上がっているが、パスサッカーについてはここでいったん見直す必要があるのではないか?
 
三浦はそう感じました。
 
私は、小・中学生を指導する立場ですが、指導の延長線には日本代表の姿があります。
 
小学生や中学生のサッカーの主流もやはりパスサッカーです。
 
ロングボールを蹴り合ってこぼれ球を拾いあうというサッカーは姿を消しつつあります。
 
バルサの影響もありますが、先に述べたように、日本サッカー協会がここ数年掲げてきた「パスサッカー」という方針が小学生のチームにも浸透していると思います。
 
指導者の講習会では「パスをつなぐこと、失わないこと、連動すること」などがトレーニングテーマとして掲げられています。
 
海外サッカーでは、育成段階のサッカーは代表のサッカーと同じ考え方で指導されることが当たり前とのことです。
 
特にスペインは代表もジュニアも4-3-3というシステムでゲームをするという話を聞いたことがあります。
 
三浦自身も10年前のサッカーと現在のサッカーを思い出しながら比較すると確かにパスがつながるようになったし、トラップもパスもレベルが高いと実感しています。
 
しかし、相手ゴール前のいわゆるバイタルエリアと呼ばれるエリアに入ってもシュートを狙わずパスを優先してしまうことには疑問があります。
 
日本代表の課題としても、ゴール前での強引さやシュート技術の向上が上げられていました。
 
小・中学生のサッカーで、パスを回すけれども目的はシュートが打てる場所へボールを運ぶことであり、綺麗に相手を崩してからシュートを打つことでは無く、少々強引でも1対1の突破からのシュートなどの技術を高める。
 
このようなことを指導していくことで、高校生やユース、そして代表レベルに至るまで、ボール回し、ポゼッションとは何か、そしてシュートを打つとはどういう事かを学んで行くことが出来るのではないかと思います。
 
サッカーの試合では、相手チームのボールがどこにあってもボールを奪いに行くというプレッシングサッカーとは逆に、相手チームのボールになったら、いったん引いて守るという守備の戦術があります。
 
相手チームにボールを持たせてパスを回させるのですが、ボールを持っているけれど、持たされているとも表現出来ます。
 
ボールを奪う場面は、ハーフウェイラインから数メートル入った想定のラインを決め、厚みのある守備陣で効率よく奪う。
 
引いてボールを奪うということは、奪った瞬間に相手エンドに大きなスペースがあるので、カウンターをしかけることが出来る。
 
そのようなサッカーを見せるチームもあります。特に南米には多いサッカースタイルだと思います。
 
テクニックがあるからこそカウンターが決まるということは、コンフェデレーションズカップで優勝したブラジルが証明しています。
 
読者の皆さんやお子さんのサッカーでも、パスを回してつなぐという事の先には、シュートを狙うという事を忘れないで欲しいと思います。
 
そして、崩しの場面ではやはり1対1の個の技術がモノを言うという事も忘れないで欲しいと思います。
 
組織力は大切ですが、最後の最後はやはり個人技術の差だと三浦は思います。
 

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