ミスが多く、目立ってしまう理由

講師

先週末の4年生の大会には、4年生と3年生のミックスで参加しました。

いろいろと感じたこと、収穫がありました。

あなたの地域でも4年生大会、3年生大会というものが行われているかと思います。

各地区の年代別の勢力を見るには、3年生大会の実力差が
将来の実力差に近くなるケースが多いのではないでしょうか。

ところが、3年生から4年生と順調に伸びるチームがある一方で
伸びが止まってしまうチームもあります。

チームだけでなく選手そのものも3年生から4年生、
4年生から5年生の伸びが思うように伸びないということがあります。

原因のひとつは、ボールコントロールの能力があげられます。

止める、蹴る、運ぶの基本が出来ている子は伸びが早いです。

でも、それだけだと練習では上手に見えても、いざ試合となると
活躍出来ない選手になる可能性があります。

三浦のチームでは次のようにボールと自分と相手と味方の
組み合わせについて整理しています。

 

3年生のテーマは「ボールと相手と自分」です。

相手はひとりなので
目の前の相手にボールを奪われないで思ったとこに運べること、
またはパスが出来ることが目標です。

 

4年生のテーマは「ボールと相手と自分と味方」です。

目の前の相手を置いてきぼりにするために自分の技術にプラスして
味方を使うということを目標にします。

目標をステップアップしていくことで求められる技術も難度が
上がり、練習で上手く行かないことが出てきます。

上手くいかないことを練習することが練習の本当の目的です。

 

4年生の試合では、相手デフェンダーのギャップを狙って
パスを通し、味方を走らせるというグループ戦術が普通に見られます。

 

三浦のチームでは、6年生から1年生までミックスでミニゲームを
行うこともあるので、低学年の子供たちは高学年のプレーを見て学びます。

そこでギャップを通すスルーパスというものを自然と身につけるわけです。

 

ある意味、コーチが指導するよりも理解しやすいこともあるので楽しみにしています。

 

高学年のマネをしてギャップを狙うけれどミスしてしまう3年生に

「どうしてミスすると思う?」と聞くと

「6年生は足を出してカットするのが早い!」と言います。

「どうすればパスが通るかな?」と聞くと

「早いボールが蹴れるようになること」と言います。

 

ここで、3年生の子にいろいろと考えさせます。

 

本当にパスのスピードに問題があるのか?

パスの角度や正確さはどうなのか?

6年生のギャップが狭くなかったか、もっと広ければ遅いパスでも通ったのでは?

 

3年生の子は答えがひとつではないことを知ります。
そして、今出来ることを考えます。

 

キック力はすぐには強くなりません。正確さを上げるためには練習が必要です。

 

しかし、ギャップが広いうちにパスをするという
判断なら今でも出来ることです。

 

このようなやり取りなのですが、タブレット端末を使うと
もっと理解が早まります。

 

ゲームの様子を撮影し、その場で再生してみんなで見る。

 

すると、6年生がギャップを閉じようとするタイミングで
パスを出したので足に当ててしまったということに気づきます。

 

それ以外にも上手くいかないプレーのほとんどがキックミスや
判断ミスであることに気づきます。

 

上手くいかなかったプレーの理由が分かれば上達するのも早いものです。

 

3年生や4年生の時点で、自分が何が出来て何が出来ないかを
知ることは、1年後の伸びにつながることになることなので
この夏休みの練習では特に力を入れて指導したいと考えています。

 

皆さんもビデオを繰り返し見て自分が出来ていることや
出来ないことを知って、その理由を考えてみましょう。

 

読者の方々にここだけの話を少しだけ。

 

三浦は多くの子供たちを指導して来ましたが、小学3年生や
4年生で伸びる伸びないを判断する目安がいくつかあります。

 

ひとつはメンタルです。

自分から相手に当りに行くような子は伸びる要素があります。

そこで怯んでしまう子は、試合で活躍出来ない選手になる可能性があります。

 

もうひとつは左右両足が使えることです。

利き足でしかボールを扱えない子は、体の動きも利き足が中心に
なってしまうので不自然な動きになります。

非利き足をかばうような動きになるのでぎこちなく、見ていて
もったいないなあと思う場面です。

 

たったこれだけで1年後の姿が全く違って来ます。

 

この2つについても、自分はどうか、出来るか出来ないか
少しだけ出来るのか、考えてみましょう。

 

残りの夏休みを有意義に過ごすためにも
ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

では、練習頑張って下さい!

 

ミスをしないための指導法↓

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