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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

「キック」の練習に取り組んで見てください。

U-16アジア選手権がインドで行われています。
 
U16日本代表が出場しています。
 
2000年以降に生まれた選手たちで、∪17Wを目指す世代です。
 
今日現在でグループリーグを1位通過、トーナメントで準々決勝に勝つと来年行われるU-17W杯の出場権を得ることが出来ます。
 
来年は、年代別にアジアで戦う姿が見たいですね。
 
さて、久保建英君の名前をテレビやネットで見かけたという方もいるのではないでしょうか。
 
∪-16というと16歳が対象ですが、久保君はまだ15歳です。
 
年代別代表はほとんど同年代が並ぶものですが、久保君を始めとして15歳の選手たちも∪17W杯を目指して選出されています。
 
久保君は、チームではFWとして得点を重ねています。
 
崩しからの得点、突破からの得点だけでなく、FKから素晴らしいシュートも決めています。
 
年下の久保君の刺激で先輩たちもゴールを量産する試合もあり、いろんな意味で効果が出ているようです。
 
技術で評価されている久保君ですが、指導者サイドからの評価は技術に加えて、2つのポイントがあるようです。
 
ひとつは、的確な判断能力です。
 
目まぐるしく戦況が変わるなかで、チャンスとピンチを瞬時に判断してプレーが出来ること。
 
ボールを持っている場面でも、ボールを持っていない場面でもともに的確な判断でプレーが出来るとのことです。
 
まだこの年代では判断力は十分とは言えません。
 
これから育てていく能力のひとつと言えるでしょう。
 
しかし、久保君の場合は、小学生の頃から「よい判断、素早い判断」という思考があり、それが成長とともに伸びて来ていると言えるでしょう。
 
私たち指導者は、小学生に技術を指導しながら、判断力を養わせようとしていますが、本当に判断力をつけるような練習をしているのか、判断力をつけなければならないような試合をさせているのか疑問に思うことがあります。
 
ドリブルかパスか、パスかシュートかという結果だけの判断でなく、どの位置に走ればよいのか、
 
相手が手薄なところ、味方が戻りきれていないところなどなど、サッカーのゲーム中には無数の判断ポイントがあります。
 
ひとつひとつの場面について、洞察力を含めて的確な判断をしていくこと。
 
これはトレーニングを積み重ねる以外に方法はないと思います。
 
判断は時にはミスすることもあります。
 
ミスったという経験が、成功につながる判断を連れて来るからミスを恐れるなという声がけをしますが、
 
勇気ある判断、自分の判断が土台になければミスも成功もありません。
 
また、判断がよくても技術が伴わないこともあります。
 
パワーが伴わないこともあります。
 
素晴らしい判断でパスコースを見つけても、パスの角度やパススピードが不足していれば、パスは成功しません。
 
それを指導者は見ていないといけないと思います。
 
判断は良かった。しかし、技術が、パワーがついていかなかった。
 
だから技術の練習やパワーをつけるためのフィジカルトレーニングを行うべきだという流れで理解していく訳です。
 
指導者から見た2つめのポイントとは、勝負けへのこだわりです。
 
試合としての勝負けへのこだわりも必要ですが、久保君の場合は、試合中の局面での勝負けのこだわりがものすごく強いと言われています。
 
ボールの奪い合いの場面、失ったボールを奪い返す場面、相手ボールを奪いに行く場面。
 
このような場面で「勝つ」ことがゴールを生むという強い信念があるように感じます。
 
勝つためには何をすればいいのか、どうすれば勝てるのか。
 
得点するためにはどうすればシュートが打てるのか、どこに打てば入るのか。
 
勝つための思考というものが久保君には備わっていると思います。
 
小学生や中学生のサッカーはまだまだ発育発達の途上にあるので、
 
体格のよい選手が中心にボールを持ち、ボールを遠くに蹴り、走ってボールを拾いまくることで、
 
試合をリードすることも可能です。
 
しかし、そこには判断力と技術を発揮する場面がどれほどあるでしょうか。
 
久保君はバルセロナのチビっ子たちとレベルの高い環境でサッカーをしてきたことで、
 
体格差にたよらない判断力を身に着けて来たのではないでしょうか。
 
ここでは、表面的な評価は避けた方がよいかと思いますので、この程度にしますが、環境が変わってもその環境に合わせず自分の基準を持ち続けることが素晴らしいと感じます。
 
最後に読者の皆さんに注目して欲しいポイントがあります。
 
それは、久保君はじめこの年代の「キック」です。
 
アジアで勝てない日本がアジアで勝つためには、やはりもう一度「キック」を見直す必要があるのではないか。
 
ロシアワールドカップアジア予選での日本代表での戦いを見ても、やはり「秀逸なキッカー」が不足しています。
 
ショートパスやドリブルで仕掛ける技術はあっても、パス1本で相手の弱点をえぐるような攻撃や、精度の高いサイドからのクロスなどまだまだ世界レベルに達していない部分がはっきりしています。
 
やはり、サッカーはボールを蹴るスポーツなので、ボールを思ったところに蹴れることは、選手として絶対に必要な技術だと思って欲しいですね。
 
ぜひ、合間を見て、練習前後でもよいので「キック」の練習に取り組んで見てください。
 
長いキック、低いキック、ふわっとしたキック、球種もいろいろ蹴り分けることが出来ることが最終的にはキック上達のコツです。
 
集中して短時間でもよいので繰り返し行うこと。
 
1本1本集中することで練習効果が違って来ます。
 
頑張って下さい!

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